1.【事前準備】受験用ノートPC/ BIMソフトウェアの準備(個人受験者)
1級/準1級試験を個人で受験する場合は、BIMソフトウェアがインストールされたノートPCが必要です。ノートPCには以下の機能が必要となります。
・バッテリーだけでも駆動できること(停電などに備えるため、デスクトップPCは不可)。・インターネットにアクセスできること。
※供給する電源は1名1口です。延長コード、電源タップは利用可能です。
※サブモニターの使用は許可します。
また、1級/準1級試験に使用できるBIMソフトウェアは、以下の通りです(2024年度後期)。下記に該当しないバージョンをお持ちの方は、体験版を使用するなど、該当バージョンをご用意ください。
・Archicad Collaborate/Solo 27/26(正規版/教育版/体験版)※2024年10月にバージョン28がリリースされていますが、後期試験問題の検証がバージョン27/26での実施であったため、2024年度後期試験の対象ソフトから除外しております。
・GLOOBE Architect 2024/2023 (正規版/体験版) ※正規版には実施設計オプションが必要です。
・Revit 2025/2024(正規版/教育機関限定ライセンス/体験版)
・Vectorworksシリーズ 2024/2023(正規版/教育機関向けライセンス/体験版)
(アルファベット順)
なお、ご自身で用意したPCやソフトウェアの関係で試験中にトラブルが発生した場合は、受験者様の責任となります。
※上記ソフトの体験版を使用して受験を検討されている場合、体験版は使用期間が限定されているもの、機能制限があるものなど、制限が設けられているものがあります。実技試験で使用できないケースもありますので、必ず事前にサンプル問題を使用するなどして、使用の可否をご確認ください。
※GLOOBE Architectで1級を受験される場合は、基本プログラムのほかに「実施設計オプション」が必要です。GLOOBE Architectをお持ちでない方、または基本プログラムはお持ちでも該当するオプションプログラムをお持ちでない方は、福井コンピュータアーキテクト株式会社様のご厚意により、期間限定でソフトをお貸し出しいたします。なお、お貸し出しにあたっては、福井コンピュータアーキテクト株式会社様と受験者様の間で覚書を取り交わしていただきます。詳細につきましては、試験センター(bim_cs@acsp.jp)までメールにてお問い合わせください。
2.【事前準備】インターネット環境の準備(個人受験者)
1級/準1級試験の解答データは、インターネット経由で回収いたします(マイページよりアップロード)。また、ネットワークによるアクティベーション(認証)が必要になるBIMソフトウェアを利用する場合や、リモートアクセスなどで会社等のBIMソフトウェアを遠隔利用する場合も、インターネット環境が必須です。本試験におきましては、会場に常設のWi-Fi環境は利用いただけませんので、ポケットWi-Fiやスマートフォンのテザリングなどの通信端末を必ずご用意ください(テザリングの場合、解答データのアップロードに時間がかかる場合がございますので、できるだけポケットWi-Fiをご用意ください)。
なお、ご自身で用意したネットワーク機器の関係で試験中にトラブルが発生した場合は、受験者様の責任となります。また、試験会場に常設のWi-Fi環境を利用した場合や、解答データのアップロードやBIMソフトのアクティベーション以外でのインターネット利用が認められた場合は「失格」となりますので、ご注意ください。
3.【事前準備】Acrobat Readerおよびzip解凍・圧縮用ツールの準備
受験に際しての注意事項や受験時に使用するドキュメントおよび解答用の「面積表入力フォーム」は、「PDF」形式で提供いたします。PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、以下のページからダウンロードしてください。リンク先のサイトはAdobe Systems社が運営しています。
Adobe Readerダウンロードページ
また、課題データの解凍、解答データの提出(マイページよりアップロード)の際は、zip形式での解凍・圧縮が必要になります。Windows 10/11およびMac OS X 10.5以降のOSではzip解凍・圧縮のための機能が標準で搭載されています。4.【事前準備】受験用データのダウンロード
受験票の公開に併せて、マイページにて課題のダウンロードが可能となります。ダウンロード開始時にメールにてご連絡いたします(試験当日、会場ではデータを用意しておりません)。
ダウンロード後、zipファイル(パスワードなし)を解凍いただきますと、フォルダ内に「準1級用課題データ」または「1級用課題データ」ならびに「初めにお読みください」PDFがございます。受験前に必ず「初めにお読みください」PDFをご確認ください。
なお、「準1級用課題データ」は事前に試験用PC/ソフトへのデータ読み込みは可としておりますが、「1級用課題データ」にはパスワードがかかっており、受験日当日までBIMソフトウェアに読み込むことはできません。パスワードは、受験日の当日に配布する、受験要領に印刷されています。
5.【試験当日】「準1級用」および「1級用」問題用紙の配付
「準1級用」および「1級用」の問題用紙は、試験会場で受験級に応じて配布されます(A3用紙)。
6.【試験当日】「1級用課題データ」の解凍
「1級用課題データ」の解凍用パスワードは、試験会場で提供される受験要領内に印刷されています。受験要領が配布されましたら、試験問題用紙内のパスワードを使用して「1級用課題データ」を解凍してください(すべて半角英数字です)。
7.【事前準備・試験当日】データの内容確認
「準1級用課題データ」はダウンロード後に、「1級用課題データ」は試験日当日に、各フォルダに下記のフォルダおよびデータがあることを確認してください。
・「Archicad用」フォルダ・「GLOOBE Architect用」フォルダ
・「Revit用」フォルダ
・「Vectorworks用」フォルダ
・「面積表入力フォーム.pdf」
8.【事前準備・試験当日】ソフト別、級別データの読み込み
「準1級用課題データ」はダウンロード後に、また「1級用課題データ」は上記「6」で解凍後に、各ソフト用フォルダより受験者が使用するソフトのフォルダを選択し、フォルダ内の「準1級用テンプレート」または「1級用問題モデル」をBIMソフトウェアに読み込み、試験問題を解答してください。なお、提供される「準1級用テンプレート」および「1級用問題モデル」は以下の通りです。
Archicad用・準1級用:2024後_準1級_Archicadテンプレート.tpl + 敷地境界線.dxf
・1級用:2024後_1級_Archicad問題モデル. pln
GLOOBE Architect用
・準1級用:Template-試験(準1級)フォルダ + 敷地境界線.dxf
・1級用:2024後_1級_ GLOOBE問題モデル. GLM / Template-試験(1級)フォルダ
Revit用
・準1級用:2024後_準1級_Revitテンプレート.rte + 敷地境界線.dxf
・1級用:2024後_1級_Revit問題モデル. rvt
Vectorworks用
・準1級用:2024後_準1級_Vectorworksテンプレート.sta + 敷地境界線.dxf
・1級用:2024後_1級_Vectorworks問題モデル.sta
※準1級用テンプレートには、住設や家具、2次元図面書き出し用の解答用紙が含まれます。
※1級用問題モデルには、モデルデータ、2次元図面書き出し用の解答用紙が含まれます。
※ソフト別のフォルダ内には、ソフトごとの「受験者向け注意事項」PDFがありますので、必ず内容を確認してください。なお、本注意事項は、試験問題用紙にも記載しております。
9.【試験当日】図面表現について
作成したモデルから図面を切り出して解答用紙にレイアウトする際は、資料図面を完全に再現する必要はなく、問題用紙後半にあるソフト別の「参考解答図」に従ってください。
10.【試験当日】提出する解答データについて
解答データとして提出するデータは、準1級、1級ともに「モデルデータ(各ソフトのネイティブデータ)」「解答図面(DXFデータ)」「面積表入力フォーム(PDFデータ)」の3種類です。提出する際は3種類のデータのファイル名を下記の通り受験番号(半角)に変更し、1つのフォルダに入れてください。また、フォルダ名も受験番号(半角)に変更し、zip圧縮してマイページよりアップロードします。あらかじめ受験用PCのデスクトップ上に受験番号を記載したフォルダを作成しておくとよいでしょう。
モデルデータ⇒ 受験番号(半角)+.pln / .GLM / .rvt / .vwx(例:100123-001.pln)
解答図面⇒ 受験番号(半角)+.dxf(例:100123-001.dxf)
面積表入力フォーム⇒ 受験番号(半角)+.pdf(例:100123-001.pdf)
上記3データを1つのフォルダに入れzip圧縮し、ファイル名を「受験番号(半角)+.zip」として提出。(例:100123-001.zip)
注意:提出いただいた解答データ内に上記3データが1つでも欠けている場合は「採点対象外」となります。
11.【試験当日】面積表入力フォームPDFについて
回答として提出いただく「面積表入力フォーム」のPDFは、フォーム形式のPDFです。薄いブルーの部分の赤枠を選択いただきますと、文字や数字が入力できます。所定欄に入力の上、ファイルを保存していただくと、入力された文字や数字がPDFに保存されます。
「面積表入力フォーム」は、入力いただいた数値を正答値との完全一致で採点を行います。試験問題およびフォームに記載の通りの小数点の処理を行ってください。なお、面積表に記載した数値算定の根拠なる「一覧表」を、解答図内の「面積算定根拠」のスペースに貼り付けることが求められています。フォームの数値が正解であっても、「一覧表」が貼り付けられていない場合は減点となりますのでご注意ください。
12.【試験当日】解答データのアップロードについて
上記「9」にて作成した「受験番号.zip」データは、各受験者の「マイページ」よりアップロードいただきます。試験時間中は自由にアップロードいただけます。また、何回もアップロードできますが、最後にアップロードしたデータのみが提出用データとなります。アップロードいただけるデータの最大容量は40Mバイトです。40Mバイトを超えた場合はアップロードいただけませんのでご注意ください。
試験の終了時間になりましたら、試験問題を回収のうえ、アップロードが完了するまで提出時間を延長いたします。ただし、試験の終了時間後の解答作業は禁止いたします。試験時間終了後に解答作業を行ったことが発覚した場合は失格となりますのでご注意ください。
13.解答データの採点について
提出いただいた解答データは、試験センターにて「モデルデータ」「解答図面」「面積表入力フォーム」の3種類の有無を確認し、3種類そろっている場合のみ採点を行います。試験時間は240分(4時間)です。モデリング、図面の書き出し、面積表の作成/貼り付け、面積表入力フォームへの入力それぞれの時間配分を十分に考慮して受験してください。