試験の特徴
「3Dプリンター活用技術検定試験」は、3Dプリンターを利用するエンジニアや学生が身につけておくべき知識を評価・認定する国内唯一の検定試験制度です。3Dプリンターは、製造分野や建築・建設分野はもちろん、医療、食品など、さまざまな分野でその活用が進んでいます。しかし、3Dプリンターを使いこなすためには、造形方法や材料、後工程、CADデータの取り扱いなど、さまざまな基礎知識が求められます。本試験の合格者は、こうした最先端のものづくりの担い手として、その活躍が求められています。
試験概要
2024年度3Dプリンター活用技術検定試験のパンフレットはこちら
検定試験名 | 3Dプリンター活用技術検定試験 Certification of 3D Printing Skills(3DP) |
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資格名 | 3Dプリンター活用技術基礎 |
実施組織 | 一般社団法人コンピュータ教育振興協会 |
受験資格 | 特に制限はなし |
受験区分 | 個人受験 |
受験料 | 8,800円(税込み) |
受験対象者 | 3DCADエンジニア、企業の3Dプリンター導入担当者、製造設計エンジニア、製造業へ就職を希望する学生、3Dプリンターに興味のある学生ならびに社会人。 |
受験形態 | 筆記試験(60問) |
試験時間 | 60分 |
試験会場 | ※全国にある専用のCBT試験会場で実施 |
試験方法 | CBT方式による多肢選択および真偽方式 |
試験内容(分野) ※ 3Dプリンター活用技術検定試験の問題は、試験実施年度版の公式ガイドブックに準拠して出題されます。 |
■3Dプリンターの基礎知識 ・3Dプリンターの造形材料 ・3Dプリンターの造形用データ ・3Dプリンターの用途 ■3Dプリンターの造形方法 ・材料押出(熱溶解積層) ・液槽光重合(光造形) ・材料噴射 ・結合剤噴射 ・粉末床溶融結合 ・シート積層 ・指向性エネルギー堆積 ■3Dプリンターの活用 ・3Dプリンター活用の前準備 ・用途別活用事例 |
合格基準 | 総合70%以上 |
公式ガイドブック | 本書は、3Dプリンター活用技術検定試験受験者のための指導、試験範囲の提示を主目的として作成されていますが、3Dプリンターに興味を持っている学生や、既にエンジニアとして活躍している社会人にとっても、知識の拡大・拡充、体系的理解に大いに役立つ内容となっています。また、巻末には当該試験のサンプル問題とその解答を掲載しており、初めて3Dプリンターを学ぶ方たちにも分かりやすく編集されています。 |
委員会紹介
一般社団法人コンピュータ教育振興協会(ACSP)では、各主催試験が社会のニーズに合致し、公平かつ技術者の育成に貢献する試験となるような方針の立案と、試験問題の作成、精査、検証ならびに普及・拡大に関する提案を行う目的で、主催試験ごとに「試験委員会」を設置しています。委員は学識者または専門的知識を有する方を協会が推薦し、理事会の承認を得て決定しています。
委員会役員を紹介します
委員長 鈴木 淳一 氏
JBサービス株式会社 サービスマーケティング 3D事業
1961年1月生まれ 北海道出身。
国内工作機器メーカーにて国産紙積層装置の開発に従事。
海外3D関連メーカーとのリレーションを活かし、現在JBサービスで、3Dプリンターの販売・保守サービスを提供する他、3D技術者の教育・育成にも取り組んでいる。様々な分野で活用が拡がる3Dプリンターの基本的な活用技術を身に付け、これからの「ものづくり」に活用して欲しいと考えている。