ACSP 一般社団法人コンピュータ教育振興協会

3DCAD利用技術者100人に聞きました

Part1 「どんな仕事しているの?」「CAD以外のソフトや機器も使っている?」「CADを使う仕事で良かったことは?」

new2019.4.1

CADの仕事に興味はあるけど難しそう、どんな職種につけるのだろう、などなど、これからCADを使った仕事に就きたい方や使い始めた方に「CADの仕事の実際」を紹介するために、3次元CAD利用技術者試験合格者の方にアンケートに回答してもらいました。
100人に聞きました!とありますが実際には245名もの方が回答してくれました。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました!この場を借りてお礼申し上げます。

初回となるPart1では、3次元CADを利用されている方の職種、使用ソフトや機器、CADの仕事をして良かったことについてご紹介します。


ダントツ1位は「設計・デザイン」

まずは、職種から。CADはComputer Aided Design(コンピュータ支援設計)の略称なので、予想どおり「設計・デザイン」をされている方が過半数を占めています。「研究/開発」、「オペレータ」と続き、実際のものづくりの現場に近い「加工/製造エンジニア」として活躍されて方もいます。またCADソフトウェアベンダーで「営業職」や「販売/サービス」として活躍されている方もいます。(回答者数211人)

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意外と進んでいる?3Dプリンターの導入

次は業務で使用しているCAD以外のソフトや機器について。1位は当然のことながら、文章作成や表計算ソフト、社内情報共有、ERP等のオフィス系ソフト。CADの業務に関連したものでは、CAEを使用されている方が多く見られます。興味深いのは3Dプリンターで、ものづくり企業での活用が進んでいることが分かります。(有効回答者数:220人)

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“ものづくり”に誇り

最後は「CADを使う仕事に就いて良かったこと」です。6割近い方が「ものづくりに貢献できる」ことを挙げています。また「仕事に有利」という方も多く、「フリーランスで仕事ができる」「実家近くでライフワークバランスのとりやすい仕事に就ける」という手に職があるならではの声や、「給料が良い」という方もいました。(有効回答者数:241人 )

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この他にも、
「自分が思い浮かべたものが形になる達成感」
「CADは開発・設計者として業務を遂行するための一つのツールにすぎないので特に良かったことはないが、3Dについては最近CAEとの連携が楽になり効率がよくなった」
「CADを教える仕事で社会に貢献できた」
「好きな事で仕事ができる」
という方も。みなさん“ものづくり“に誇りをもって仕事をされています。

Part2では、CAD使用時のあるある失敗談をご紹介いたします。どうぞお楽しみに!